講座の背景  

北方文化論講座では、考古学、文化人類学、民族言語学という、それぞれに性格の異なる3つの学問分野が、「北方」と「フィールドワーク」を共通項として研究を行っています。

人類の先史から現代へ、日本列島から北東ユーラシア、環北太平洋地域へと、広大な時間と空間における物質文化から精神文化、言語文化までを対象にしています。いずれかの分野に軸足を置いて専門的研究を深めながら、人類史をトータルに見つめる広い学際的視野を身につけることができます。

このたび、北海道大学大学院文学研究院・文学院の改組・開設にともない、2019年3月をもちまして北方文化論講座は講座設立より四半世紀あまりの歴史に幕を下ろすことになりました。
これまでの長らくのご厚意に感謝申し上げますとともに、今後は新たに発足した考古学研究室・博物館学研究室を引き続きお見守り下さいますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。



北方文化論講座のあゆみ(2019年4月)new!

北方文化研究施設(1966~1995)

1966 文学部に付属施設として北方文化研究施設設置

 ≪考古学部門担当教員(在任年)≫

大場利夫(1966~76)、大井晴男(1966~95)、林謙作(1976~95)

[助手]重松和男、菊池俊彦、木村尚俊、天野哲也

1973 文化人類学部門設置

 ≪担当教員≫

岡田宏明(1974~79)、黒田信一郎(1975~91)、渡辺仁(1980~83)、煎本孝(1985~95)

[助手]井上紘一、北構太郎、池谷和信

研究紀要として『北方文化研究』(1965~1995全22号)

北方文化論講座(1995~2018)

1995 文学部改組にともない、北方文化論講座設立

 ≪担当教員≫

考古学分野:大井晴男(~1997)、林謙作(~2001)、天野哲也(~1999)、

小杉康(1997~現在)、加藤博文(2001~2010)、高瀬克範(2011~現在)

文化人類学分野:煎本孝(~2012)、菅豊(1996~99)、佐々木亨(2000~現在、博物館学も担当)

民族言語学分野:津曲敏郎(1998~2016)

2019 4月より文学部改組にともない、北方文化論講座は新たに発足した考古学研究室、博物館学研究室に移行しました

 

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